鐘よ、平和の鐘よ

2代目「平和の鐘」の歌を創ろうと、縁あって水野　喬さまにお願いしました。水野さんは、この鐘の由来に強く感銘して「鐘よ、平和の鐘よ」を作詞・作曲され、「この曲で平和の鐘の存在に、目を向けてもらえるきっかけになれば・・・・」と語っておられます。
この歌は平成29年8月6日、響け！平和の鐘祈念式で広島合唱同好会により初演されました。

------ 作者の紹介 ------

あきたかし　　本名／水野　喬（みずのたかし）
1938年、島根県横田町（現奥出雲町）に生まれる。
1962年、広島大学を卒業後、中国放送に入社。制作畑を歴任。
退職後は大阪府泉佐野市に在住。

作詞・作曲活動を永く続け、歌謡曲「広島天国」「雨の港から」など多数。平和関連では「アオギリ百万本」のほか、世界の指導者に広島訪問を呼びかける「どうぞ、この街へ」を2017年に発表。

中国新聞　平成29年8月3日朝刊に紹介されました。

「鐘よ、平和の鐘よ」

作詞・作曲：あきたかし

再びの命が鳴らす　今日の音色は
優しく、清く、高らかに
８月６日の空に流れゆく
広島の　心集めて　丸くして
平和の鐘よ　さあ　鐘よ
その高みから　世界へ響け

再びの命が誇る　今日の音色は
重く、暗く、怒り込め
８月６日の空に流れゆく
未だなお　その武器棄てぬ　国々に
平和の鐘よ　さあ　鐘よ
核兵器ノー　世界へ響け

再びの命が歌う　今日の音色は
勇んで、強く、たくましく
８月６日の空に流れゆく
公園に　集い語らう　人々の
平和の鐘よ　さあ　鐘よ
願いひとつに　世界へ響け