2021年当日の様子 動画


以下は、式典当日の動画です。

令和3(2021)年8月6日(金)午前9時30分。蝉しぐれと木漏れ日のなか、高東博視代表の挨拶ではじまった第7回「響け!平和の鐘祈念式」。新型コロナウイルス感染拡大防止のため簡略化した式典となりましたが、昭和24年当時の姿によみがえった鐘楼のもとに、約40名の関係者が集まりました。

長年にわたり消失したままだった鋳物の鳩飾りを、見事に再現してくださった平賀金属工業の平賀哲朗社長。お父様は、広島に原爆が投下されて4年後、焼け跡の金属を溶かし込んで平和の鐘を製作した、広島銅合金鋳造会のメンバーでした。親子2代で鋳造にご尽力いただきました。

平和の鐘の整備と管理を担当する広島市・緑化推進部の湯﨑俊彦部長にご参列いただき、実行委員会から広島市へ寄贈する鳩飾りの除幕式を行いました。その後、鳩をデザインされた片田天玲画伯のご親族に、再現した鳩飾りを贈呈。ひ孫さんが両手で、しっかりと受け取ってくださいました。

青空に響けとばかりに、実行委員会の提唱者である船越聖示氏が力強く鐘を打ち鳴らし、続いて参列者の方々が点打。地中に埋まっていた鉄塔の足元が掘り起こされ、本来の姿で鐘を鳴らせるようになりました。来年こそはコロナが落ち着いて、多くの方々にご参列いただけますように。